キーライム通信には、沢山の方々から色々なお問い合わせが寄せられます。
そのお問い合わせに対処出来ないことがしばしばなのですが、リオパラリンピック車椅子ラグビー銅メダリストの官野一彦さんから、タンパでのトレーニングの際、ボランティア通訳が必要とのご依頼を頂き、皆さんに呼びかけましたら、洋子ムーアさんが名乗り出て下さり、更に車椅子ラグビーという競技について、そしてそれにチャレンジなさっていらっしゃる官野さんへのインタビューをお願いしましたところ、素晴らしい記事をご寄稿頂きました。
洋子さん、本当に有難うございます!そして官野さん頑張ってください!タンパベイエリアの皆で熱く応援しております!
現在、タンパの車椅子ラグビーチーム、Tampa Generals Wheelchair Rugby でプレーされている、官野一彦さんの紹介をさせていただきます。
官野さんのご出身は、千葉県袖ケ浦市で、奥様と男の子(10歳)女の子(5歳)の4人家族だそうです。日本では、RIZE CHIBAに所属されています。また、スポーツ関係などのトークショーでも活躍されており、お話も得意なうえにとても気さくな感じを受けました。
車椅子ラグビーは、手と足の“四肢”に障がいがある人のみ参加できるスポーツで、ボールを持った選手の車いすの車輪2つがゴールのラインを超えると得点となります。
1チーム4人で構成、1試合で8分間のピリオドを4回行います。一般的なラグビーと異なり、前方へのパスも可能で、投げたり、膝の上に乗せて走ることもできます。チームの障害クラスの合計点が、8点以下になるように、チームメンバーを組みます。
官野さんに、簡単ですが、インタービューさせていただきました。
1 車いすラグビーの魅力は?
パラリンピックの競技で世界で戦えるところ
2 車いすラグビーの見所、観客に見て欲しいところありますか?
車椅子競技で唯一コンタクトが認められているので激しくタックルとスピーディな展開が魅力的。オフェンシブチェアとディフェンシブチェアがあるのも特徴的。
3 車いすラグビーをするきっかけとは?
車屋さんで車椅子の人に声をかけられた。
4 車いすラグビーをして1番良かったと思う事は何ですか?
目標を持って生活出来ていること。
5 今回タンパのチームを選んだ理由はありますか?
昨年はミズーリ州セントルイスチームでプレーしていたが、もっとレベルの高いチームでやりたかった。
6 タンパの町 どう感じてますか?気に入ったところはありますか?
暑くて海がある。最高!
7 菅野さんの車いすラグビーのポジションと障害のクラスは?
クラスは、2点です。ミッドポインターと言われます。オフェンシブチェアに乗ってプレーをしています。ポジションは存在しない競技ですが、持ち点に応じた役割が求められます。タンパチームの構成は3.5の選手を中心にしたラインナップ主体です。私は2番目に障害が軽い選手としてコートに入るので、3.5点選手のフォローと、彼の次に得点をする役割を担ってます。
8 今後の車椅子ラグビーの目標など 教えてください。
東京パラリンピックで金メダルを取ることです。これが競技人生の全てです。8月に行われた世界選手権で日本は優勝して世界一になりました。東京でもいい結果を出したいです。
9車いすラグビーをしていないときの過ごし方は? 趣味? 大好物など
買い物が好きで服、靴、帽子集めてます。
食べ物はレンコンが好きなのでタンパではなかなか食べれないです。
車椅子ラグビーの練習を先日、見せていただきましたが、なかなか迫力のあるスポーツだと思いました。官野さんに、競技用の車椅子に乗ってみますかと言われたのですが、躊躇して乗り損ねてしまいました(失笑)。 次回の練習を見学する際は、160万円する車いすに乗せていただこうかなと思っています。
さて、1月18日から20日まで、タンパで Tampa International Rugby Tournament が開催されます。この機会に車椅子ラグビーに興味がある方、ぜひ見逃さずに、官野さんを応援とともに、車椅子ラグビーの醍醐味を楽しんで来られることをお勧めします。
住所は、6105 Sligh Ave E, Tampa, FL
33617-9102, United States
FBのイベントページは、下記の通りです。
https://www.facebook.com/events/2101036010213753/