先日、編集のかこさんの姪っ子さんからのお知らせを又聞きして知ったのですが、2021年1月より日本からアメリカへの国際郵便は、手書きでの伝票が利用が出来なくなってしまいました。パソコンやスマホを使って国際郵便の宛名と内容品等の情報を事前に電子データ(EAD)で送る事が義務づけられたのです。理由は、テロ対策、違法薬物等の不正輸送を防ぐ為だそうですが、アメリカ以外の国については事前の送信がなくても遅れて届く場合や通常通りに届く可能性もあるそうです。
※EAD:Electronic Advance Dataの略称。郵便物の通関情報を事前に電子化し送信すること。
対象になるのは、・EMS物品・国際小包・小型包装物・国際eパケット・国際eパケットライトです。
対象外は、・EMS書類・書状・印刷物です
通関電子データ(EDA)に必要な内容は、・差出人名・差出人住所・名宛人名(相手国の受取人名)・名宛人住所(相手国の受取人の住所)・内容品の品名、数量、重量、値段・郵便物の総重量・郵便物番号です。
値上げ
米国向けの国際郵便物は、今までの第2地帯の料金から第4地帯に変更になります。3辺の合計が90センチ以内で重さは2キロまでの「小形包装物」の料金を2021年4月から大幅に値段を引き上げるそうです。値上げ幅は、平均62%だそうで、例えば、500グラムの荷物を航空扱いで送る場合、今まで960円だったのが1270円になるそうです。2キロ以上の郵便物の値上げ率は、そこまで大きくない様子ですので、今後、日本から通常に小包が送れる様になったら、小分けにして送るより少し品物をまとめて送るのも良いと思います。ちなみに、中国などアジア向けは平均13%、欧州へは平均29%の値上げになるそうで、比較しても米国への値上げ幅は大きいです。
シーハン三樹