2026年7月 表紙

私事ですが、
今年の初めに29年間住み慣れた家を離れ、
シニアホームに転居しました。

いつかはと言う気持ちはありながら、
まだまだ遠い先の事と思っていたのですが、
気が付いたら、あれよあれよという間に事が進み、
なんと旧居から5分位のご近所さんシニアホームに移転となりました。



主治医、歯科、スーパー、薬局全て以前と同じという
住み慣れたコミュニティゆえか、
適応は比較的スムースに行ったと思います。

ただ、覚悟はしていたものの、
年を重ねてから、環境を変えるのは
やはり物理的、心身共に大変な事で、
家財道具を9割は断捨離し、
パックラットの夫は
人生の大半を失ったようだとかなり気落ちし,
私自身も生活の芯を何処かに落として来た感があり、
ぽっかりと大きな穴が開いた気持ちが暫く続きました。

更に、変化に伴う事務的な煩雑さも想像以上で頭が真っ白になり、
移転後数日で、
お財布(アイフォーン、クレジットカード、免許入り)を
何処かに忘れて来ちゃったり、
大事にしていた食器を割ったり、
夫までも駐車場で隣の車に擦ったりしました。

本当にドタバタと駆け回った数週間でしたが、
驚いた事に、スタバなどでは
忘れ物をちゃんと保管して下さっていたのです。
運も味方してくれたのでしょうが、
アメリカも捨てたもんじゃないです。

新居はIndependent Livingで
2ベッドルーム、居間、キッチン、シャワー、洗濯機、乾燥機が完備し、
看護師が24時間おり、3食付きと
一見至れり尽くせりの環境です。

実際に5か月余り暮らしてみて、
色々な問題に直面しましたが、
忍耐力を養い(←これが大事)、贅沢を言わなければ、
便利で快適で、安心して暮らせるなと実感しています。



大きな決断ではありましたが、
後悔はありません。

シニアホームには
毎日エクササイズをはじめ色々なイベントがあり、
出来るだけ参加して、
アクティブに過ごしています。

これ迄は
景色を楽しみながら生活すると言う環境になかったのですが、
水辺の景色、朝陽、夕陽が眺められる素晴らしさを満喫。



そして多少不満はあっても、
何もしなくても
どなたかが作って下さる食事が出てくる有難さに深く感謝です。

生活の過度期と言うのは
生きている以上良かれ悪しかれ、
いつか来るものだと思いますが、
思い切る覚悟と準備と多少の運と、
ポジティブな気持ちがあれば
変化を楽しめるような気がします。

引っ越しには消極的だった夫も、
今は新しい環境に慣れて、
落ち着いた生活を楽しんでいるように見えます。(希望的観測?)

願わくばこうした変化が健康年齢にプラスとなり、
楽しみの幅が広がる生活が(出来れば永遠に←望み過ぎ?)
続きますように。

ハインズのり子 記

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