私事ですが、
今年の初めに29年間住み慣れた家を離れ、
シニアホームに転居しました。
いつかはと言う気持ちはありながら、
まだまだ遠い先の事と思っていたのですが、
気が付いたら、あれよあれよという間に事が進み、
なんと旧居から5分位のご近所さんシニアホームに移転となりました。

主治医、歯科、スーパー、薬局全て以前と同じという
住み慣れたコミュニティゆえか、
適応は比較的スムースに行ったと思います。
ただ、覚悟はしていたものの、
年を重ねてから、環境を変えるのは
やはり物理的、心身共に大変な事で、
家財道具を9割は断捨離し、
パックラットの夫は
人生の大半を失ったようだとかなり気落ちし,
私自身も生活の芯を何処かに落として来た感があり、
ぽっかりと大きな穴が開いた気持ちが暫く続きました。
更に、変化に伴う事務的な煩雑さも想像以上で頭が真っ白になり、
移転後数日で、
お財布(アイフォーン、クレジットカード、免許入り)を
何処かに忘れて来ちゃったり、
大事にしていた食器を割ったり、
夫までも駐車場で隣の車に擦ったりしました。
本当にドタバタと駆け回った数週間でしたが、
驚いた事に、スタバなどでは
忘れ物をちゃんと保管して下さっていたのです。
運も味方してくれたのでしょうが、
アメリカも捨てたもんじゃないです。

新居はIndependent Livingで
2ベッドルーム、居間、キッチン、シャワー、洗濯機、乾燥機が完備し、
看護師が24時間おり、3食付きと
一見至れり尽くせりの環境です。
実際に5か月余り暮らしてみて、
色々な問題に直面しましたが、
忍耐力を養い(←これが大事)、贅沢を言わなければ、
便利で快適で、安心して暮らせるなと実感しています。

大きな決断ではありましたが、
後悔はありません。
シニアホームには
毎日エクササイズをはじめ色々なイベントがあり、
出来るだけ参加して、
アクティブに過ごしています。
これ迄は
景色を楽しみながら生活すると言う環境になかったのですが、
水辺の景色、朝陽、夕陽が眺められる素晴らしさを満喫。

そして多少不満はあっても、
何もしなくても
どなたかが作って下さる食事が出てくる有難さに深く感謝です。
生活の過度期と言うのは
生きている以上良かれ悪しかれ、
いつか来るものだと思いますが、
思い切る覚悟と準備と多少の運と、
ポジティブな気持ちがあれば
変化を楽しめるような気がします。
引っ越しには消極的だった夫も、
今は新しい環境に慣れて、
落ち着いた生活を楽しんでいるように見えます。(希望的観測?)
願わくばこうした変化が健康年齢にプラスとなり、
楽しみの幅が広がる生活が(出来れば永遠に←望み過ぎ?)
続きますように。
ハインズのり子 記
