
フロリダではすっかり真夏並みの暑さとなる5月ですが、
ゴールデンウイークなる大型連休のない国に住んでいる私たちにとっての
今月のメインイベントといったら、
「母の日」ではないでしょうか。
遠くに住むお母様への贈り物を選んだり、
ご近所の方とランチを計画したり。
また、ご家族からのお祝いを
楽しみにされている方も多いのでは?
そもそも母の日というのは、
世界各国でお祝いされていますが、
実はその日付や由来が万国共通ではないことをご存じですか?
大きく分けると、
世界には3つのパターンがあるようです。
1)5月の第2日曜日:
20世紀初頭にアメリカで始まった習慣が広まったもので、
現在最も多くの国で採用されています。
主な国:
日本、アメリカ、カナダ、ドイツ、イタリア、
オーストリア、中国、台湾、韓国
※ 韓国は5月8日の「両親の日」として父母を一緒に祝う
2)復活祭(イースター)の3週間前の日曜日:
イギリスなどでは
「マザリング・サンデー(Mothering Sunday)」という伝統があり、
キリスト教の暦により、
毎年お祝いの日付が変わるのが特徴です。
主な国:イギリス・アイルランド
3)その国独自の記念日:
お国柄や文化背景から
他の祝日と組み合わさっているケースもあります。
3月8日(国際女性デー):
ロシアや東欧諸国では、
この日に母親や女性すべてを祝う習慣があります。
3月21日(春分の日):
エジプトやサウジアラビアなどのアラブ諸国。
5月最終日曜日:
フランスやスウェーデン。
12月22日:
インドネシア。
お祝いの仕方はさまざまで、
日本ではカーネーションがお馴染みですが、
イギリスではドライフルーツの入った
伝統的なシムネルケーキを焼いたり、
タイでは純潔を象徴する白いジャスミンの花に祈りを込め、
オーストラリアでは「Mum(お母さん)」と呼ばれる
菊の花を贈ることが多いそうです。
どんな形であれ、
そこには家族みんなが
「お母さんに元気でいてほしい」という
世界共通の願いが込められています。
お祝いされる側にとって、
何より嬉しいのは高価な贈り物よりも、
一本の電話や、
いつもの食卓を囲んで家族と楽しむ時間、
そして「いつもありがとう」という
さりげない一言かもしれません。
今年の母の日も、
遠く離れた異国にいらっしゃるお母さんを想い、
また家族から寄せられる温かい優しさをじっくりと味わう、
そんな心豊かな一日をお過ごしください。
土井麻里江 記
