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特集:福田紳一郎さんインタビュー

久し振りに「タンパベイエリアで頑張っている方へのインタビュー」です。今回は、タンパベイレイズでアスレチックトレーナーをしている紳一郎君が、鍼灸師の資格をとったとのことで、お話を聞かせていただきました。

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Keylime: 福田さんはアメリカにて鍼灸師の資格を取られたとお聞きしています。あっちこっち痛いお年頃のわたしたち、興味津々です(笑)どういった資格なのか、もう少し詳しく教えていただけますか?

福田さん:現在、全米には約20000人の鍼灸師がおり、その50%近くがカルフォルニア州、ニューヨーク州、ここフロリダ州で治療をしています。最近では医療改革によって、アメリカの医療保険によってはが鍼灸治療も保険適用となるため、よりいっそう一般市民への鍼灸治療が浸透していきつつあります。アメリカは日本と異なり、病気やケガをしてしまうと治療費が多額になりえます。そのため、予防こそが健康を保つ秘訣であり、お金の節約にもなります。鍼灸治療で刺激するのは、ツボです。正式には経穴と言います。鍼灸治療では経絡を流れる気血の巡りが滞ると、その経絡につながっている内臓などに影響が及び、不調をもたらすと考えています。経絡は、全身に縦横無尽に張り巡っています。ツボは、経絡の気血の流れがあらわれる反応点であり、同時に治療点にもなります。全身にある361の経穴から病気に合わせたツボを選んで治療を施すことで、経絡の気血の流れを改善して病を治していきます。鍼灸は痛みのある症状に効果があり、副作用がなく、無痛の治療方法です。ツボに鍼を挿入すると、皮膚及び筋肉組織の下の感覚神経を刺激し、痛みに関する症状に効果があります。


YouTube Video
鍼灸とは https://youtu.be/npJGMQ4NdDU

 

Keylime:日本でも国家資格ですが、ここは共通?日本でもプラクティスできるのですか?

 

福田さん:日本の鍼灸資格はご存知の通り国家資格で、試験は1つだけです。アメリカの鍼灸資格も国家資格ですが、州によって試験数が違い、フロリダは全4つの試験に合格して晴れて免許が取得できます。州によっては2つで良かったり、3つで良かったりしますが、もし他の州からフロリダで鍼灸治療を行う場合は全4つの試験にパスしなくてはなりません。日本の免許ではアメリカで施術は出来ず、アメリカの免許でも日本で施術出来ません。私は日本の鍼灸免許も持っているので、日本でも施術可能です。

 




Keylime:鍼灸は古代中国からの伝統医学という認識ですが、やはり西洋医学より東洋医学派?

 

福田さん:病気そのものを手術や投薬にて治療していく西洋医学に対して、現在注目されているのが東洋医学です。東洋医学は鍼灸や指圧マッサージ、漢方など幅広い療法があります。これらの特徴は具合が悪い時、病気のパーツ、不調の箇所のみを治そうとするのではなく、血行やエネルギーの流れを整えて、体全体の調子を改善していくというものです。その結果不調だった箇所も改善されていきます。簡単にまとめると、即効性はあるが、副作用があるのが西洋医学。薬の即効性と比べると劣るが、副作用がないのが東洋医学。やはり、副作用がない、全身の調子を整えて根本を治すのが東洋医学の一番の魅力かと思います。

 

 

 

Keylime:タンパベイにホームを置くRaysAT(Athletic Trainer)をやられている福田さん、そもそも鍼灸に興味が沸いた理由は?

 

福田さん:私自身高校卒業までずっと野球をやっており、高校卒業する前からプロ野球のアスレチックトレーナーになりたいと思っておりました。色々な情報を集めているうちに、プロレベルで働かれているアスレチックトレーナーの方々のほとんどが鍼灸免許を持っている事に気付き、鍼灸を勉強した方が少しでも早くプロ野球で働けると思ったからです。現在は自分の夢であったプロ野球のアスレチックトレーナーになり、鍼灸免許をフロリダでも取得し、メジャー、マイナー問わず選手たちの治療を鍼灸を使って行える環境にいます。

 

 

 

Keylime:鍼・灸、一体どんな症状、痛みに効くのですか?

 

福田さん:腰痛、膝痛、頭痛、神経痛(坐骨神経痛、ヘルペス後神経痛、三叉神経痛)などの痛みをともなう症状に効果的です。家事や仕事のストレス、パソコン使用などによる眼精疲労、肩こりや足の疲れ、こむら返りが改善されます。さらに、ツボに鍼灸治療を施すことで、便秘、下痢、痔、慢性胃炎、食欲不振、気管支炎、膀胱炎にも効果が期待できます。自律神経失調症、めまい、イライラ、動悸、不眠症などにも効果があり、鍼灸治療を続けることで風邪を引きにくくなります。そのほかにも、西洋医学では原因が分からないとされる症状(不定愁訴)など、さまざまな症状にも自然治癒力を高めることにより健康な心身を取り戻すことで効果が得られます。鍼灸治療は筋肉の緊張をゆるめ、施術箇所周辺の毛細血管を拡張し、新陳代謝を高める効果があります。その結果、たまっていた疲労物質が流されて、筋肉の疲労が回復します。鍼灸で体の表面を刺激すると、内臓にも影響をあたえ、その機能を改善させる効果もあります。自律神経系のバランスを整えるはたらきもあります。鍼灸治療はそれぞれの人が持つ自然治癒力を引き出し、免疫力を高めて病状を改善する治療法なのです。

 

 

 

Keylime:美容鍼、ずばり本当に効く?!

 

福田さん:東洋医学では、体の健康をなくして美容は実現できないと言う考え「健美(けんび)」があり、体表の皮膚面だけの美しさを追求する西部医学的な考え方とは大きく異なります。「皮膚は内臓の鏡」「皮膚は第三の脳」とも呼ばれるように、皮膚組織は体内の健康を顕著に表すほか、精神的な健康具合による自律神経機能の変化に非常に敏感な組織であります。鍼灸治療を行うことにより心身から健康な状態を実現し、その結果そういった心身の健康状態を表す皮膚組織を健全な状態にするような機序を用いるため、短期間の治療では美容効果は現れにくいですが、その反面効果は非常に持続するとされており、世界保健機構(WHO)でも鍼灸治療による美容効果が認められています。

 

 

 

Keylime:福田さんのようにATであったり鍼灸を勉強して資格を取りたい老若男女にアドバイスを是非!

 

福田さん:ここアメリカでは健康思考が高まってきてるとは言え、まだまだ薬漬け大国アメリカです。昔から比べると随分鍼灸の認知度が高まってきており、特にタンパベイエリア周辺では、プロホッケーチームTampa Bay LightningのオーナーであるJeff Vinik氏が$3 Billionを投じた都市開発を進めており、健康や教育へも注力しています。鍼灸は薬を使わない、副作用のない安全な治療法。これから益々鍼灸の需要度がタンパベイエリアで高まっていく事は間違いありません。私のようにスポーツが大好きであれば、アスレチックトレーナーも魅力的な仕事の1つです。ここでは書ききれませんが、一言でまとめるならば、「好きな事を仕事にする」時代になってきています。もちろん、好きな事を仕事にするのは簡単ではありません。私自身、色々な苦難を乗り越え犠牲を払い、、好きな事を仕事に出来る環境に辿り着くまで12年かかりました。、目標を達成できたのは、沢山の方々の支えがあったこと、そしてブレない芯を持ち続けたからだと思っています。もし、やりたい事があるならば、後先何も考えずにとりあえず行動に移してみてください。考えているだけでは何も変わりません。

 

 

 

Keylime:スポーツ選手の治療でお忙しいとは思いますが、オフシーズン中に出張施術は行われますか?

 

福田さん:プロ野球のオフシーズン(10-2)に限り出張施術可能です。

頭痛や偏頭痛、肩こりや腰痛や脚のむくみなど身体の疲れ、生理痛や更年期障害などの婦人科系の症状、イライラ、不眠などの心の疲れ、異常はないのに身体の調子や気分が優れないなど、自分ではなかなか改善できないと感じた時に、鍼灸治療や耳つぼで、本来の身体のバランスを取り戻し、免疫力をアップしながら不調を改善していくことができます。
特に身体の痛みに関する治療は私のスペシャリティーで、電気鍼を含む鍼治療、指圧やカッピングなどを使って治療していきます。身体資本のMLBNFLプレイヤーなどプロのアスリートのメンテナンスや怪我の治療していますので、肩凝りや腰痛等の筋肉の張りに関する症状の改善はお任せ下さい。顔のたるみやシワの改善には、美容鍼灸+美顔マッサージで若々しい綺麗なお肌を取り戻していくことができます。お身体の状態や症状をお聞きしながら治療させていただきます。

 

ご相談は、Dr.ShinFukuda@gmail.com
までお問い合わせ下さい。

福田紳一郎
Certified Athletic Trainer
Doctor of Oriental Medicine
Acupuncture Physician: License #4040

 

(記事担当:キルゴ亜矢)