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9月号表紙 2017年

日本では、9月を長月(ながつき)と呼びます。少しずつ日暮れの時間が早くなりました。

九月九日は、重陽(ちょうよう)の節句です。ちなみに1月7日の人日の節句(七草粥)、3月3日の上巳の節句(桃の節句/雛祭り)、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕の節句、全部で5つの節句があるのですが、重陽の節句は、1年で最後の節句となります。

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平安時代頃に貴族の宮中行事として取り入れられ菊を用いて不老長寿を願うことから別名「菊の節句」といわれる様になったそうです。また江戸時代から栗ご飯や、秋茄子を食べて祝う風習があります。

 

節句の月日は全て奇数で、古代では奇数は吉数、偶数は凶数とされていたからだそうです。中国では、九の発音が永久に続くという意味がある「久」に通ずる点と、漢字1文字で書ける数字の中で最大の奇数である事から、幸運の数字とされているそうです。

 

数字の『九』にちなんだ縁起の良い例では、馬九行久(うまくいく)とは江戸時代から言い伝えられている、縁起良い九頭の馬の事です。 美しいフォルムの九頭の馬が群れを成して走ってる姿を想像すると清々しく力強い感じですよね。勝負運、金運、出世運、家庭運、愛情運、健康運、商売繁盛、豊漁豊作、受験合格と、「全て、うまくいく」九頭の馬は、九つの幸運気をあらわすといわてるそうです。他に、九重とは皇居又は王宮の事を指す言葉で、中国では王城の門を縁起良く九重に造る習わしから付いた名称だそうです。

 

それなら、数字の九がつく「九官鳥」は縁起良い鳥なのかな?と思ったら、これはちょっと違って、この鳥が中国から江戸時代に初めて日本に移入した時に、その鳥の飼主であった九官という人が、「この鳥は九官〈自分の名前〉と言えます」と話したところ通訳が、「この鳥は九官(鳥の名称)と言います」と翻訳してしまい、以後、九官鳥として伝わってしまったという説が有力だそうです。ちなみに九官鳥は、中国語で書くと鷯哥で、発音はリャオグーゥが近いそうです。英語だとCommon hill myna とか、hill mynaといいます。スペルが、Mynahの場合もあるそうです。

 

さて、まだしばらく厳しい暑さが続くと思いますが、皆様も体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。

 

(シーハン三樹)