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なぜ年末は第九なんだろう?

昨年、このニュースレターで12月号の表紙に何を書こうかとあれこれ考えてから1年。「走る和尚さん」のことを書いたのが昨日のことのように思えるぐらいこの1年間は短いものでした。編集部員のカコさんが、スクーターに乗ったお坊さんのイラストを探してきてくださって表紙の端に載せたのもついこの間のような気がしてなりません。考えれば考えるほど1年があっさり過ぎてしまったようで、何だか恐ろしくさへ感じます・・・。

 

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年末になると、日本ではベートーベンの「第九」(交響曲第九番)があちらこちらで演奏されたり歌われたりしますね。年末の風物詩のようになっていますが、ふと、「なぜ年末に第九なんだろう?」と感じたもので、ちっと調べてみました。

 

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日本で年末の第九が演奏されるようになったのは、戦後の混乱期がきっかけだったそうです。歴史としては浅いといえば浅いですね。ま、ベートーベンは外国の人だし、そんなに大昔から日本人に親しまれていたとは思いませんが・・・。で、敗戦による経済の衰退の中、日本のオーケストラの演奏者たちも例外なく生活に困っていました。そんな中、戦時中を生き残った日本交響楽団(現在のNHK交響楽団)が「来年こそは明るく豊かな年に」という願いと、正月のもち代稼ぎという現実的な目的をかねて希望にあふれた曲である第九を演奏したのが始まりのようです。やがて、年末に第九を演奏する楽団は全国的になり、年納めの意味を込めた行事のようなものとして定着していきました。ベートーベンが第九を年末の曲として作ったのではないようです(笑)。

 

ここアメリカでは得に年末に第九を演奏したり合唱したりする習慣はないようなので、年末にあちらこちらで第九を聴くことはないのですが、今年はこうやって第九のことを調べてもみたことですし(調べるっていうのも大げさですが・・・)、一度第九を聴いてみるのもいいなぁ、と考えているところです。

 

今年一年、キーライムニュースレターをサポートしてくださいまして編集員一同心よりお礼申し上げます。皆様、どうぞよいお年をお迎えください。