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寒気の強い今年の冬

タンパに住んで16年となりますが、今年の冬ほど寒い時期が長かった年は初めてです。2月12日は雪が降らなかった州はハワイだけだったとか。。。

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このように、2010年の1月、2月は全米的に寒気の非常に強い月間となりました。タンパでも昨年に続いて、厚いコート、手袋は必需品に昇格。 暖房が行き渡らないオフィスで、我が同僚達は、毛布を被って仕事をしたり、私も手袋をしてキーボードをたたく始末。 冷房システムに関してはバッチリのフロリダの家々もオフィスも、暖房に関しては盲点だらけのようです。

そして、この寒さで農作物の被害も大きく、更に、農作物が寒さで凍るのを防ぐため、農家では大量の地下水を汲み上げ散布するので、Sink Hole(地盤沈下)がそこここで発生しました。(地下水の汲み上げが100%シンクホールの原因とは言い切れないそうですが、大きな原因と考えられています)

 

いきなり道路が陥没したり、家が傾いたり、中でも幹線道路の I-4 での Sink Hole は大規模であったため、復興作業が手間取り、毎日の生活に大きな支障をきたして、気をもまれた方も多かったことでしょう。 そんなこんなの2ヶ月でした。 この3月には、気候も落ち着き、フロリダらしい暖かさが戻って欲しいと切実に思います。 こんなことを言っては、東部や北部の方には申しわけないのですが、この異常な寒さに疲労感を覚える昨今です。


数週間前のことですが、帰宅時の道が大変な人出。 火事か爆弾騒ぎかと思って車を停めて聞いてみると、アフガニスタンで戦死をした若き兵士の棺がこの道を通るのだそう。 行き交う車も何事かと停まり、事情を聞くと、そのままそこに立って、見送りの列に連なる人が続々。 その一人となって、待つこと1時間。 驚くほど多くの市民ボランティアのオートバイ、同僚の兵士達のオートバイ、警察の車、そして家族や友人達の乗った車に守られ、ライトを点滅させて、棺の乗った車が目の前を通り過ぎて行きました。 タンパの基地から、彼の住んでいたブランドンまで約30マイルの道、家に帰ってテレビの報道でみると、会ったこともない兵士を悼む人達の列が延々とその沿道で見送りに並んでいました。 中には彼に弔意を示し、感謝したいと、何時間も待っていた人達もいたとか。。。 3歳の幼子を残して26歳の若さで逝ったのだと、私達のために逝ったのだと、語りながら目を潤ませて涙、涙で一緒に並んで車を待っていた人達。 彼の冥福を祈りながらも、重くのしかかる心の痛みと同時に、故人とその家族に弔意を表す多くの人達の存在と行動を目の当たりにして、言葉にはならない深い感動も覚え、忘れられない一日となりました。 

(ハインズのり子)